マイルドイクメンには無縁?育児に熱心なパパが陥るイクメンブルー

マイルドイクメンに無縁?最近話題のイクメンブルー
育児

社会環境の変化とともに少しずつイクメンと呼ばれる男性が増えてきました。

それと同時に増えているのが「イクメンブルー」と呼ばれる状態に陥る男性。イクメンブルーとはどのような状態なのでしょうか。

このページでは、イクメンブルーの概要とともに原因や対策などを解説しています。育児を始めてから調子がおかしくなった方やこれからイクメンとして頑張ろうと考えている方はチェックしておきましょう。

イクメンブームの裏にある「イクメンブルー」とは

イクメンブルーは、NHKなどで特集された言葉です。

現在のところ明確な定義はありませんが、ママのマタニティブルーや育児・仕事の壁にぶつかることなどをきっかけに、パパが精神的な不調に陥ることをイクメンブルーと呼んでいます。

イクメンが増えることや社会環境が変化することで、イクメンブルーに陥るパパが増えていると考えられています。

イクメンブルーの原因

イクメンブルーが注目を集めだしたのは2017年頃からです。背景にどのような原因があると考えられているのでしょうか。

価値観の変化

様々なメディアで指摘されている通り、以前に比べて育児に参加したいと考える男性は増えています。

男性も育児や家事に積極的に参加する欧米の影響があるといえるかもしれません。欧米では、子供が生まれると「まずは家族を大切に」という価値観が一般的です。

日本でもこの考えは浸透しつつありますが、まだまだ「子供ができたからこれまで以上に仕事を頑張らなくてはならない」という昔ながらの価値観もあります。パパの中には、相反する価値観の中で悩む方がいます。

ママからの要望

共働き世帯が増えたことで、以前に比べ男性も育児や家事に参加してほしいと考えるママは増えています

同様に考えるパパも増えていますが、このように考えるパパが効率よく育児や家事を行えるとは限りません。仕事の都合で参加できないパパやママのニーズに応えられないパパがいるからです。

やりたくてもできない、やっていても評価されないことで、ストレスをためてしまうパパは少なくありません。

育児参加しづらい職場

パパがどれだけ育児に参加したいと思っていても、職場環境がそれを許さなければ参加することはできません

昔ながらの価値観を持つ上司の中には「子供ができたからこれまで以上に仕事を頑張らなくてはならない」と考える方が多いといわれています。

このような上司の中には、部下が仕事より育児を優先すると「奥さんにお願いできないのか」などという方もいます。

もちろん、無理をして育児に参加することはできますが、何年も続くものなので無理をし過ぎると板挟みで心身とも疲弊してしまいます

理想と現実のギャップが原因

以上などが原因となりイクメンブルーに陥ることが多いとされています。

育児に参加したい、育児に参加しなければならないという思いがあるのに、様々な理由で参加できないことや参加したのに適切な評価を得られないことなどが原因になるといえそうです。

現在、起こりつつある価値観の変化に、社会環境や周囲の理解が追い付いていないことも深く関係していると考えられます。

イクメンブルー対策

イクメンブルーに陥ると、一時的な精神的不調にとどまらずうつ病を発症することがあります。不調を感じたときはどのように対処すればよいのでしょうか。

パパ友をつくる

おすすめの対策のひとつが、悩みを共有できるパパ友とコミュニケーションをとることです。

育児中はパパだけでなくママも辛さを抱えていることが少なくありません。ママの調子が悪いと悩みを打ち上げづらいですよね。

同じ悩みを抱えているパパ友であればどうでしょうか。互いに理解しあえるので、良い相談相手になるはずです。思わぬアドバイスを得られることもあります。

ママと話し合う

タイミングを見計らいママとゆっくり話し合うこともイクメンブルー対策になります。

育児と仕事で忙しく過ごしていると、考え方にズレが生じて相手のことを分からなくなることがあります。お互いを理解しあうことで育児や家事を協力して行いやすくなります。

運動に取り組む

運動も有効な対策になり得ます。

運動で苦しい状況が一定以上続くと、脳内でエンドルフィンという神経伝達物質が分泌されるからです。エンドルフィンには、鎮痛効果のほか気分を高揚させる効果や幸福感をもたらす効果などがあります。

気分が沈んだ時は、マラソンなどに取り組むとよいかもしれません。

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ICHIpapy

東京の下町に住む一児のパピー。パパパパパピーの編集長として、マイルドに育児に取り組む。

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