マイルドイクメンは注意したい「産後クライシス」という地獄

育父

子供は好きだけど自分の趣味を優先してしまう、イクメンアピールはしているけど実はポーズだけ、などに当てはまりませんか。

マイルドイクメンと呼べそうな方は、産後クライシスに注意が必要です。気を抜いていると、ママにそっぽを向かれるかも知れません。

産後クライシスとはどのようなトラブルなのでしょうか。

このページでは、産後クライシスの概要と原因を解説するとともにマイルドイクメンにオススメの対策を紹介しています。夫婦関係をこじれさせないために確認しておきましょう。

産後クライシスとは?

一般的に、出産は夫婦の絆を強くするイベントと理解されていますよね。しかし実際は、出産をきっかけに夫婦関係が悪化することが多いようです。

産後に生じる夫婦関係の危機を「産後クライシス」と呼んでいます。

産後クライシスの恐ろしさ

産後クライシスの恐ろしさは、離婚のきっかけになっていると考えられることです。

厚生労働省が発表している「平成28年度 全国ひとり親世帯等調査結果報告(平成28年11月1日現在)」によると、母子世帯になった時の末子の年齢は0歳~2歳が38.4%で最多です。

産後2年は、夫婦関係の危機「産後クライシス」に注意する必要があるといえるでしょう。

出典:(PDF) 『平成28年度 全国ひとり親世帯等調査結果報告(平成28年11月1日現在)』厚生労働省 [PDF]

産後クライシスの原因

産後クライシスの大きな原因といわれているのが、ママが抱くパパへの強い不満です。

具体的には、子どもが生まれて大変なのに育児や家事を手伝おうとしないパパへの不満が産後クライシスの引き金になります。

思うように動いてくれないパパに対し不満をため込んだ結果、愛情が低下して産後クライシスへと発展するのです。

産後クライシスの対策


子育てより趣味を優先してしまうマイルドイクメンやイクメンアピールはするもののポーズだけのマイルドイクメンは産後クライシスに注意が必要です。

気が付いたころにはママからの愛情を失っているかもしれません。マイルドイクメンは産後クライシスをどのように予防すればよいのでしょうか。

マイルドイクメンなりに心がける産後クライシス予防

マイルドイクメンは、産後クライシスを予防するため次のポイントに注意しましょう。

趣味や飲み会は控え目に

子どもができたからといってすぐに行動は変えづらいですよね。これまで通り趣味や飲み会を楽しみたいパパは多いはずです。

気持ちは分かりますが、趣味や飲み会に参加している間もママは育児や家事に取り組んでいます。自分だけ楽しんでいると、ママを不快な気分にさせてしまいます。

子どもができたばかりのママは、育児・家事に大忙しです。趣味や飲み会は控えめにして、育児や家事を手伝いましょう

自分が趣味や飲み会を楽しみたいときは、先にママに自由な時間をプレゼントするとよいかもしれません。お互いにストレスを発散できる時間を作ることで産後クライシスを予防できるはずです。

育児や家事は最初から最後まで責任を持つ

育児や家事に参加するときは、最初から最後まで責任をもって行いましょう

パパに多いのが、一部分だけ行ってすべてをやった気になることです。典型的な例は、料理だけして片づけをしない、ゴミ出しはするけど分別はしないなどです。

すべてをやった気になるかもしれませんが、ママからすると2度手間になっていることがあります。

余計な手間をかけるケースがあるので、何かをやるときは最初から最後まで責任を持つことが重要です(ママのルールに従うことも重要です)。

イクメンアピールは控え目に

マイルドイクメンが犯しがちな過ちが、世の男性と自分を比較すること。あいつに比べて俺は育児を頑張っている、家事を頑張っているなどのアピールをしていないでしょうか。

もしかすると、週末のお出かけをSNSにアップして、妻だけではなく周囲にイクメンアピールをしているパパがいるかもしれませんね。

パパがイクメンアピールをすると、妻は「楽をさせてあげている」といわれているように感じることがあります。育児や家事の大部分を担っているにもかかわらず、このように言われるとカチンときますよね。

特に、友人などから「○○さんの旦那さんは育児や家事を手伝ってくれるから素敵ね」などといわれると、「自分だけ楽をしているように見られているけど、実際はどうなのよ?」と強い不満を抱くことになります。

男性の多くは、妻に認めてもらうためにイクメンアピールをするはずですが、その行動が産後クライシスを招く可能性があります。育児や家事を手伝うのは夫として当然の務めと考えて、積極的にアピールしないことが重要かもしれません。

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ICHIpapy

東京の下町に住む一児のパピー。パパパパパピーの編集長として、マイルドに育児に取り組む。

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