イクメン急増中!?男性による育児参加は増加傾向にあり
育児より趣味や付き合いを重視したいと考えているマイルドイクメンは、子育てとどのように向き合うべきか悩んでいるかもしれませんね。男性の育児参加は増加傾向にあるのでしょうか。
このページでは、男性の育児参加の現状を解説します。併せて、マイルドイクメンが注意したいポイントも紹介します。育児との向き合い方に悩むパパは確認しておきましょう。
CONTENTS
男性による育児参加は増加傾向
昔はなかった「イクメン」という言葉が普及していることからわかる通り、近年になって育児に参加する男性は増えています。このことは、総務省が発表している「平成28年社会生活基本調査 生活時間に関する結果」をみれば分かります。
同調査の「6歳未満の子供を持つ夫・妻の家事関連時間の推移(平成8年~28年)-週全体、夫婦と子供の世帯」によると、平成8年は18分だった夫の育児の時間は平成28年に49分まで伸びています。同様に家事に費やす時間も、5分から17分に増えています。
他の先進国の水準に比べると低いものの、育児や家事に参加する男性は増加しているといえるでしょう。
出典:(PDF) 『平成28年社会生活基本調査 生活時間に関する結果』総務省 [PDF]
今後は男性の育児参加がさらに増えるかも
男性の育児参加率は、今後、さらに上昇するかもしれません。育児休業を取得する男性の割合が増加しているからです。
厚生労働省が発表している「平成29年度雇用均等基本調査」によると、1.89%(平成24年)だった育児休業を取得した男性の割合は5.14%(平成29年)まで伸びています。
3割の男性が育児休業の取得を希望しているものの職場の都合などで取得できていないので、社会環境の変化などが起こるとさらに多くの男性が育児に積極的に参加すると予想されます。
出典:(PDF) 『平成29年度雇用均等基本調査』厚生労働省 [PDF]
なぜ男性が育児に参加するようになったのか
ここで気になるのが、男性が育児に積極的に参加するようになった理由です。どのような理由が考えられるのでしょうか。
共働き世帯の増加
男性の育児参加を促す要因の一つとされるのが共働き世帯の増加です。
かつては少数派だった共働き世帯ですが、1997年以降、専業主婦世帯数を上回っています。女性の社会進出に伴い家事・育児を分担する世帯が増えて、子育てに積極的に参加する男性も増えたと考えられます。
子育ての大変さへの理解が深まる
メディアなどがマタニティブルーや産後うつ、育児ノイローゼなどを特集したことで、出産後の女性が直面する問題への理解が深まった点も男性の育児参加を促しているといえます。
大切な赤ちゃんを産んでくれた妻をサポートしたいと考える男性が増加しているようです。
仕事に経験を活かしたい
育児に積極的に参加する男性の中には、経験を仕事に活かしたいと考える方もいるようです。
育児と仕事は別と考えるかもしれませんが、育児を経験することで新たな課題や新たな解決策を発見できることなどがあります。実際に体験しないとわからない点が多いので、貴重な経験を積めるチャンスととらえる男性もいます。
子どもの成長を楽しみたい
「父親は外で働き、母親は家庭を守る」といった昔ながらの価値観が崩壊したことにより、純粋に子育てを楽しみたいと考える男性が増えている点も男性の育児参加率を高めています。このタイプの男性は、子煩悩なパパといえそうです。
イクメンぽく見せることが困難に!?
少しずつではありますが、日本人男性も育児に積極的に参加するようになっています。
経験者が増えると、SNSでイクメンぽくふるまうことが難しくなるかもしれません。片手間で育児のお手伝いをしている程度では、本物のイクメンと出会ったときにボロが出てしまうからです。
週末の空いた時間だけ育児を手伝って、SNSでイクメンをアピールしているマイルドイクメンは注意が必要です。これまで通りのイクメンアピールを続けていると、本物のイクメンではないことがばれるかもしれません。
まとめ
昔に比べると育児に積極的に参加する男性が増えています。
この背景にあると考えられるのが、共働き世帯の増加や価値観の変化、出産後の女性が直面しやすい問題への理解が進んだことなどです。リアルイクメンが増えると、マイルドイクメンはイクメンアピールをしづらくなります。
今後もイクメンアピールを続けたい男性は、趣味やお付き合いを大切にしつつ今よりも少しだけ育児に積極的に参加することが求められるかもしれませんね。
ICHIpapy
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