厚生労働省主催の「イクメンプロジェクト」をキミは知っているか？

「イクメンプロジェクト」のプロジェクト

イクメンプロジェクトは、イクメンを増やすため、より豊かな社会にするため、次のようなプロジェクトを行っています。

イクメン企業アワード

イクメンプロジェクトは、男性の育児休業取得を促進するプロジェクトとして「イクメン推進シンポジウム」を開催しています。

同シンポジウムで目玉の企画となっているのが「イクメン企業アワード」と「イクボスアワード」です。

イクメン企業アワードは男性の仕事と育児の両立を応援している企業に、イクボスアワードは部下の仕事と育児の両立を応援している管理職に贈られます。2018年の結果は次の通りです。

• イクメン企業アワード2018両立支援部門
  グランプリ：株式会社サカタ製作所／日本ユニシス株式会社
  特別奨励賞：株式会社京葉銀行／タナベ三菱製薬株式会社

• イクメン企業アワード2018理解促進部門
  グランプリ：大和ハウス工業株式会社
  特別奨励賞：株式会社CaSy

イクメンスピーチ甲子園

毎年、恒例のプロジェクトとなりつつあるのがイクメンスピーチ甲子園です。

イクメンスピーチ甲子園とは、育児と仕事の両立に関するエピソードを競い合うスピーチ大会です。2018年は「イクメンフェス2018」内で決勝が行われました。優勝者は「イクメンの星」に認定されます。

イクメンフォト2018

「イクメンフェス2018」では、「イクメンフォト2018～育児！家事！パパの姿をツイートしよう～」も開催されています。

事前にツイッター上で募集した育児の楽しさなどが伝わる写真・コメント10作品を会場内に展示して、「ベストフォト賞」1作品を決定しています。

「イクメンプロジェクト」ヤバくない？

以上のプロジェクトなどを開催して、イクメンプロジェクトはイクメンの増加と男性も育児に取り組みやすい環境づくりに努めています。

とても魅力的な取り組みですが、本物のイクメンが増えると育児にコミットしきれていないマイルドイクメンが炙り出される、なにかと言い訳を付けて育児休業を取得したがらないマイルドイクメンへの風当たりが強くなるなどの恐れがあります。

社会環境の変化には十分な注意が必要です。もちろん、男性の育児参加には賛成ですが、「恐るべしイクメンプロジェクト」とならないことを祈るばかりです・・・。

出典：
[1]：『夫の協力』内閣府
[2]：(PDF)『平成29年雇用均等基本調査』厚生労働省[PDF]

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ICHIpapy

東京の下町に住む一児のパピー。パパパパパピーの編集長として、マイルドに育児に取り組む。

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